壊れゆくビデオ
自分が寝ている部屋にTVと古いビデオデッキがある。
以前はリビングのTV用にメインで使われていたビデオだったが、今ではサブで使われている。
このビデオときたら、だんだん壊れていっているのである。
まず最初にリモコンが壊れた。これは息子が幼児の時にいたずらして壊してしまったのである。ありがちなエピソード。
最近の電気機器はリモコンが壊れたら、ほとんど使えなくなってしまうものが多い。例えばエアコンなどはリモコンが壊れたら致命的だ。それでもビデオの場合、手動でもある程度操作は出来るからまだ良かった。
リモコンが壊れて出来なくなったのは留守録だった。設定が3倍モードのままだったから、サブのビデオとしてはまだ便利な機器だった。手動なら「同じチャンネルを今から何時間まで録画する」なんていう操作も可能だった。
ところが、そのビデオを寝室に移動した時に事態は一変した。
そんな便利な機能はリセットされてしまったのだった。
3倍モードが標準に。これでテープは120分なら2時間しか撮れないという事態に。
「同じチャンネルを今から何時間まで録画する」という機能も使えなくなった。(←これはなぜなのか分らない。その機能が壊れたのだと思う)
そんなわけで、だんだん使えなくなっていくビデオ。でもそれなりの使い方をすればまだまだいけるはずだ。
先日、TV初放映の映画「チャーリーとチョコレート工場」を撮ったのである。原作を呼んでいる息子と後で一緒に観ようと。そして撮られていたものは、吹替えではなくバイリンガルの英語版で録画されたものだったのだ。
これで、洋画は×となった。撮っても副音声のほうで録画されてしまう。
しかし、そうだ!年末に撮っておいた日本映画「武士の一分」があるではないか!これなら日本映画だから大丈夫だろう。あの檀れいさんが出演していて、時間がある時にゆっくり観ようと楽しみにしていた映画である。というわけで先日観てみた。
ところがセリフの合間に脚本のト書きがナレーションとして挿入されているのだった...
目の見えない方のための仕様として放送されたものだったのだろうが、これが全編にわたって入っているのである。副音声を録ってしまうビデオ。サッカー中継なども副音声のほうを録ってしまうのだろうな、きっと。
壊れていくこのビデオ。よし、こうなったら最後の最後まで付き合ってみよう。







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